ヤフオクやメルカリ、楽天で、宿題用と思われる感想文や工作、手芸品の出品を禁止するという。
文科省の要請にフリマサイト3社が応じたという。
いやはや、あきれた統制国家である。中国かいな?
宿題代行が広がっている理由は、
・生徒や保護者のモラルの低下?
だろうか、それとも
・無意味な宿題を出す、学校側の能力の低下?
だろうか。
あるいは、
・無意味な宿題を出す学校の能力は変わらないままで、ブラックな作業を強いる学校に対する保護者の感覚の変化?
なのだろうか。
運動部活では、「練習中は水を飲むな」という精神主義から「水を飲ませる」に変化してきたように、わかってる漢字まで練習する、教科書の英文を写してくる、などなど、成績向上に関係のない(むしろ確実に足を引っ張る)宿題に対して、「別にやらなくてよいならやらない方が子供の教育に良い」という事が、みんなにわかってきた結果なのだろうか。
宿題を分類してみよう。
英語の教科書を写してくる(写経???)
→この宿題が役に立つのは、低学力層だけです。
指定の問題集1冊やってくる
→この宿題が役に立つのは、学力中位層のみ!
自由研究
→真に役に立つのは学力上位層のみ!
これ全部を全員に出すから、みんな無意味な宿題を抱えて苦しむことになるのだ。
医者になろうと志して、クラスの大半が医学部へ進む私立中学を志望校に選び努力している子供に、とても時間のかかる作品(工作、家庭科の提出物など)を課すのは、その子の志をくじいて失敗させる進路妨害であり妬みから来る嫌がらせ(?)であることを学校関係者は自覚すべきでしょう。
人はみんな違うのに、みんな同じ事をさせようとするのは、異端者をあぶり出すいじめの発想です。ああ、だから学校からいじめがなくならないのか(-_-)。
みんなが高校受験する中学生は別だが、受験生が少数派である小学校の心ある教師ならば生徒個々に合わせて「君はこの宿題はやらなくても良いよ。受験頑張れよ。応援してるよ」というアドバイスをしていることとは思いますが、さてあなたの担任は、どうだったでしょうか?
教育評論家の親野智可等さんは「お金で買った宿題を自分でやったと偽って提出するのは不正」と言っているそうだ。
やはり子供は「親野智可等」を乗り越えていかなくては成長しない。