立教大学の一般学力入試

 

において、


英語の試験が存在しないこと

をご存知でしょうか?

文系中心の有名大学である立教大学に、

受験科目「英語」が存在しない?
そうなんです。
ただ、もちろん、英語が不必要と言う意味ではありません。
英語の入学試験の代わりに、英検等の4技能入試(実際はほとんどの生徒は英検を受けると思います)のスコアが必要になります。
つまり、立教大学は英語入試を外部試験に置き換えたということです。

他の大学においても、総合型選抜や自己推薦入試において、
英検のスコアが、学校の評定と同じく出願の資格にされている事は珍しいことではありません。

いろいろすっきりしない指定校推薦(※前回ブログ「指定校推薦は損か?得か?」参照)に比べ
英検を利用した入試は、比較的明朗でわかりやすく、
とても利用しやすいと思います。

ところで、この「英検」なのですが、
大学入試問題の英語と比べ非常に対策しやすく、
受検回数も多く取れてその中で1番良いスコアを提出すれば良いので、
受験生にとっては大変に使い勝手が良いと言えるでしょう。
英検を最初から受験の中心に据えておけば、
かなり大学入試は楽になると思います。

入試よりも英検のスコアは取りやすい!!
その理由は、
①出題形式が安定しており、
②うける回による難易度の差が少なく、
③その結果、塾などでの対策が極めて有効
なのですよ!

私立大学の入試問題では、
年度により出題傾向が変わることも多く、
難易度もその年によりかなり上下することが普通です。
問題が難しすぎたり、易しすぎたりする場合、
英語で差をつけようと思っていた受験生が差をつけられないために失敗したり、
逆に英語が苦手な受験生が問題が難しすぎたために、

みんなが低得点だったおかげで差をつけられることなく、運良く合格する、
などという事も起きます。

そして出題傾向の変化は、
英語が苦手な子ほど急な対応ができず、失敗しがちです。
その点、英検の場合、傾向が安定しているので、
しっかり準備して望めば、実際の学力以上のスコアが取れると思います

これはTOEICなどでもよく言われることですが、
試験慣れ(出題形式慣れ)しているとかなり有利になり、
実際の実力(何を持って実力というかを置いといて)以上の高得点を取ることができます。

従って英語が得意な生徒にとってはもちろん、英語が苦手な生徒にとっても、
英検利用は勝ち目のある入試方法であると言って良いでしょう。

数学と英語

さて、ところで皆さんは数学と英語のどちらが得意ですか?
皆さんの周りの人たちはどうでしょう?

これは教育に携わる人間の間では、タブーの1つであるのですが、
ある事柄を理解するのにかかる時間は、その人の能力及び過去の経験(積み重ね)によって、かなり差があります。
同じ大学、例えば東大なら東大の学生の中でも、
受験時代に数学が大嫌いだった人もいれば、数学は簡単だったという人もいるでしょう。
最終的にできるようになっている同レベルの人でも、
そこにたどり着くまでにかかった時間には大きな差がある場合があります。
つまり、人間には向き不向きがある。
もちろん、大学入試レベルの話であれば、
努力で克服することができるので、
能力や向き不向きで進路を決めるのは良いことではないと思います。

しかし、できれば楽をして目標達成したいと考える人も多いでしょう。
一般的に物理や数学は、
できる人は非常にすんなりと理解できますが、
できない人は、いろいろなことを暗記したり基本知識をたくさん入れることによって、何とか理解することが可能になります。

英語も当然向き不向きがありますが、
言語と言う範疇で考えれば、
持って生まれた能力の差は比較的小さいと考えられています。

つまり、音楽や美術、運動センスなど、そちらに近いのが物理や数学、
生まれ持った能力よりも、もっと努力に依存するのが語学だといわれています。

私は生徒たちが早々と物理や数学を諦めてしまうのはもったいないと思っており、
みんなにできるだけ頑張ってほしいと思ってはいますが、

高校生くらいになって、
ある程度自分で自分の向き不向きが把握できたなら、
努力の科目である「語学」で人生を有利に進めるために、進学する大学を考えても良いのではないかと思っています。

平たく言うと、
「自分には何の才能もないなぁ。」
「頭もさほど良くないかもなぁ。」
と、そのように感じたら、
そこから本気で英語をがんばって、
私立文系で早稲田なり慶應なりあるいはMARCHなりに入れば、
全然、学歴的には問題ないよねって、そう考えることができると思います。

 

ここで問題は、早稲田なり慶應なりMARCHなりと言ったときに

「何言ってるんだ

そんなの無理に決まってる」

と反応する人がいることです。
なぜ??
それは、中1からの英語学習(最近は小学校からですが)において、
英語が苦手だったからでしょう。

それではなぜあなたは英語が苦手だったのでしょうか??
それは、中1中2の頃、あまり時間をかけなかったからです。

大人になってみればわかりますか中1の英語はとても簡単です。
中1の頃それが難しく思えたのは、かける時間が短かったからです。
その証拠に、英語が苦手な中3に中1の英語のテストを見せると、
「わー、簡単だなぁ」と言う感想を持ちます。

初めて英語力が点数化される中1、中2までに、
多少なりとも時間を多めにかけて高得点を取っておけば、
英語で大学入試を突破することが将来の選択肢に上がってきます。
「何言ってるんだそんなの無理に決まってる」と反応しなくてすみます。

英語力の真実は、

中1、中2にあります。

もちろん、高校に入ってから英語がわからなくなる人もいるでしょう。
しかし、高校生はもう大人に近いので、
自分で考えて、やばいと思ったら自分で努力して挽回を試みるでしょう。
(青春が忙しくて、英語習得など諦める人も多くいますが笑)

ただ、中1、中2でちょっとボーッとしていただけで、
子供なだけに英語ができない理由がわからず、
(多くは、「英語は自分には向いてない」などと勘違いをします!!)
それでも数学ができれば問題ないわけですが、
そのまま勉強から離れてしまう(学歴取得からも離れてしまう)のは、
とてもかわいそうだと感じます。

それって、本人の責任ではないような、そんな気がしています。

とことん個別指導学院では、

それとなく英語を多く学ばせる仕組みがあって、
気付いたら「英語はまあ簡単だから」と話している、
そんな生徒を中2までに育てて、
中3になったら高校受験に一生懸命になってもらう。

本気でやれば「受験数学」はとても面白いですからね!!
(英語は簡単だという自信を持ってるから、数学にも挑戦できるんです!!)

今までも、全員ではないですが、そんな生徒を多く育ててこられたと自負しております。
だから、とことんに通うなら、中1中2からをお勧めしています。
おーい、一緒に英検を頑張ろうぜ笑