高校生にマンツーマン授業をお勧めする理由

(中学生に1:3授業をお勧めする理由)

 高校受験と大学受験では、覚えるべき分量が5倍以上は違うからです。

[注:ここでいう大学受験は、概ね学力上位層が受ける学力入試のことで、

2022年現在では、大学生の半数以上は学校推薦型選抜(旧指定校推薦)や総合型選抜(旧AO入試)などの非学力入試で大学生になります。

大学生の半数以上は、いわゆる大学受験をしてませんのでご注意下さい]

 高校受験では、学習時間の少ないお子様の場合、

塾に来て勉強し宿題をやるだけで学習時間が増大して成績が上がる事が多いのです。

覚える量が少ないから、全部を塾で覚えても、全部を塾の先生が説明しても、

十分に偏差値が上がるのです。

中3も9月からは家庭学習時間も増えてくるでしょうが、

実際、多くの中2の保護者様が

「家でぜんぜん勉強しないので塾を探している」とおっしゃいます。

そうであるならば、先生1:1生徒や先生1:生徒2で授業単価が高くなる塾よりは、

先生1:生徒3で時間数を増やして通ってもらった方が、

同じ費用ならずっと成績が上がるのは当然ですよね。

 

しかし、

高校で学習するの膨大な分量を個別指導で全部教えることは困難です。

住み込みの家庭教師がいて、平日4時間、お休みの日は10時間以上、3年間ずっと教えてもらえるなら、個別指導だけでも結果は出るとは思いますが、いったいいくらかかることでしょうか。。。

 よって、普通の人はここからは、自分ひとりで学習する必要があります。

しかし、ひとりでは自分に甘くなってしまいますよね?

そもそも大学受験は経験していないので、

高校受験の成功体験を生かして、勉強法を変えないために失敗する人も多いのではないでしょうか?

例えば英単語を1日10個書けるようにする練習方法と、1日50個を読んで意味が分かるように覚える勉強方法が同じなわけがありませんよね?

そのような切り替えはアドバイザー(塾)がいた方が良いでしょう。

それは、生徒達が勉強するのをその場で見守る長時間の個別指導ではなくて、

膨大な家庭学習をこなせるように計画を立てて課題を出し、先生が見ていない時間も勉強してもらう、

それをチェックするコーチのような先生が必要でしょう。

家ですぐに質問できない環境でも、分からなかったからとやめてしまうのではなく、

わかるところ出来る部分だけでもとにかくページ数を進めてくる、

そういう勉強が高校生になったら必要です。

 ただ、今の中3生を見ていると、高校生になったらすぐにそれが出来るかというと心配です。

動画授業も安く使える

また、マンツーマンなら学習方法に選択肢が増えます。

例えば1回5分の学びエイド動画を利用することもできます。

学びエイドを使う場合は、講師といっしょに5分動画を見て、分かったかどうかの確認をして行く事も出来ます。

数学や化学などの生徒が苦手にする教科は、

生徒は動画を見ても「覚える」や「使える」ところまで行かないので、

そこは講師にトレーニングしてもらう事ができます。

5分動画を見て、例えば化学で周期表の語呂合わせをやっていたとして、

見て笑って終わりでは勉強出来ない人まっしぐらですよね

(「見ておいて」と指示すると、みんなたいていそうなるのですが・・・・)。

5分動画を見てから、講師が周期表を完全に覚えるまで繰り返させることも、

マンツーマンならやれます。

 そしてマンツーマン授業は、なんといっても、

完全に高校の授業に合わせることが可能です。

あなたの高校の教科書が使えます。

高校の授業に合わせて評定を取ることが、非学力入試で大学に進むためには重要です

(なぜか?・・・評定が学力を保証するので、大学は学科試験を課さなくても学力を見ている事になる、、、という理屈で推薦系の入試は成り立っているからです。

何もなく学科試験を免除してくれるわけではありません!

もちろん県船東葛の評定4と偏差値30台の高校の評定4が同じ学力とは思えないわけですが、

そこは同じとみるのがルールです)。


以上のような理由で、

高校生にはマンツーマンで学習計画を作り実行をフォローする事、

中学生には1:3の個別指導で長時間全範囲をしっかり学習させる事、

これが成績アップ、希望の進路をかなえる考え方だと思います。