「今やろうと思ったのに言うんだものなぁー。お母さんのひと言でもうやる気なくしたわ」

笑笑

こんなことを言われるんです、と相談されました。

勉強しなさいって、言わない方がいいんでしょうか?と。

どうでしょうねー(^^)

まず、お母さんの言葉でやる気をなくしたわけではありませんので、そこは確認しておきましょう。

お子さんは、そもそもやる気はなかったのです。

でも、やらないといけないなぁ、とは思っていて、

だから、やらなくていい理由はないかなぁ、と無意識に理由探しをしているのですよ。

そこに、「いつ勉強始めるつもりなの!」とお母さんの台詞が来たので、それに飛びついた訳です。

今やろうと思ったのに、お母さんに言われたからやる気をなくしたのだと。

 

この行為は「責任転嫁」と呼ばれるものです。

もし、責任転嫁を全くしないと、人はどうなるでしょうか?

勉強をしないといけないのに勉強をしない自分はダメな人間だ、という自己嫌悪の感情を抱くかもしれません。

実際、真面目な人ほど自責に走ります。

余計なことを言ってしまって子供のやる気を損ねた私が悪い・・・。

旦那がパチンコばかりするのは私が尽くし足りないから・・・。

息子が覚醒剤で捕まったのは芸能活動が忙しく小さい頃かまってやれなかったから・・。

なんて、自責に走ると人生が悪く悪くなっていきます。

心を病む場合も多いのです。

不完全どころか欠点だらけの普通の人間が幸せに生きて行くには、ある程度は「責任転嫁」をして(周りに大きな迷惑をかけない程度ですよ)、自分は正しいと思って生きていかなければなりません。

お子さんの

「今やろうと思ったのに言うんだものなぁー。お母さんのひと言でもうやる気なくしたわー」

って、カワイイものではありませんか?

自己嫌悪からウツになったり、引きこもったりしないだけ、健全で結構。

まあ、でも、お母さんも勉強しない責任を押しつけられたら腹が立ちますよね(>_<)

腹が立ったら、とことん個別指導学院にグチをこぼしにいらっしゃって下さいね(^_^)v